2007-12-12 ■ バスが来ない雨の中、一人待ちくたびれる空はスプリンクラーを撒いた後の朝のようタイヤが水しぶきをあげ、怖い顔で自己主張しながら通り過ぎていくメタリックな車体は雨と白い光を受けて、普段より光沢を増している 白い文字盤に赤い文字でBUS STOPと書いてある、控えめな文字版の下垂直に刺し降りてくる水の玉をはじきながら、一人バス亭で待つ 予定ではあと少しでバスが来るバスの来る方を見ていると、後ろから自転車が近づく音がして振り返った瞬間に通り過ぎていく